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介護士なら保有していると得する「介護福祉士資格」を取得するメゾット
介護福祉士は年に1度行われる試験で取得できる国家資格です。
介護職として働くのであればぜひとも取りたい資格で保有していれば月に数千円〜1万円の手当がつき
年間にすれば10万円くらい収入が変わってきます。
現状、国家資格の中で難易度はかなり低め。取得のハードルが低いけれど収入アップに直結するメリットの多い資格です。
下記では私がどのような方法で勉強し取得できたのかを紹介しています。
資格取得に興味のある方はぜひ読んでいって下さい!
介護福祉士試験対策
試験の大枠を把握する
介護福祉士試験の問題数は全部で120問。
そのうちの6割の正答、およそ75点を取るのが合格の目安となります。(その年の試験難易度によって合格点は前後します)
介護職の経験があれば事前に勉強や準備をしていなくても4割くらいの点数は取れると思います。(※介護福祉士取得のためには実務経験3年が必要)
なのであと2~3割の積み上げを意識するのが大切です。
試験問題の構成は、
「人間の尊厳と自立」、「人間関係とコミュニケーション」、「社会の理解」
「介護の基本」、「コミュニケーション技術」、「生活支援技術」、「介護過程」
「発達と老化の理解」、「認知症の理解」、「障害の理解」、「こころとからだのしくみ」
「医療的ケア」、「総合問題」
以上の13科目に分類されています。
合格するには正答率6割であること、全科目で1点以上の点数が必要となりますので、
まんべんなく介護の知識を持っておかなばなりません。
とは言え国家資格の中でも難易度が低めの試験にはなっていますので働きながらや勉強が得意でない方でも取得できる可能性は十分にありますので安心してください。
2022年の介護福祉士試験 合格率は72.3%。例年でも7割くらいの合格率になっています。
過去問を解く
自分の現在値、実力を測るために過去問を解くのは1番効果があります。
過去の試験でどの程度の点数が取れるのか、各科目の得意・不得意があるのかが一目瞭然になるので以後の勉強効率が上がりやすくなります。
私のオススメ活用法は「試験勉強を始める前(試験6ヶ月前と想定)」、「試験3ヶ月前」、「試験直前」で過去問に挑戦です。
最初に試験問題をすることで現状の自分が取れる点数を把握します。
試験3ヶ月前にもう一度行うことで合格点にあと何点くらい必要なのか、自分はどの分野が苦手なのかを明確にしていきます。
最後は、試験直前に実践形式の問題を解くことで自分に自信を持たせます。
過去2度同じ問題を挑戦しているので覚えている問題もあり、実際の実力より点数高めに結果が出ると思うので『自分はいけるかもしれない』と自身を錯覚させるのがミソです!
介護福祉士国家試験 過去試験問題公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
https://www.sssc.or.jp/kaigo/past_exam/index.html
通信講座を利用する
介護福祉士の取得を目指している人は働いているが大半だと思います。
日々働いているのにプラスアルファで試験のための勉強をするのは気持ち的に相当しんどいでよね。私自身「今日は疲れたから勉強は休もう」とサボった日は数え切れません。
なので通信講座を利用して「課題を提出しないと講座が終わらない!」という半強制の力を借りていました。
自分の意志の強さを過信してはいけません…。外部の力を頼りましょう。
私はユーキャンさんの介護福祉士(実務者研修付き)講座を受講していたのですが、現在はなくなってしまったようです…。介護福祉士資格取得講座のみになっていました。
調べたところ、資格の大原さんに『介護福祉士(実務者研修・受験対策)』という同じような講座がありました!↓ ↓ ↓
https://www.o-hara.jp/course/kaigo_fukushishi
介護福祉士取得条件である実務者研修を受講しつつ受験対策もできるのでモチベーションが保ちやすいと思います。費用は10万円くらい。
他に三幸福祉カレッジさん【https://www.sanko-fukushi.com】や
ニチイさん【https://www.e-nichii.net】などの通信講座もあります。
それぞれに受講価格がけっこう違うので比較して検討するのをおすすめします。
日々のモチベーションを維持するために
がっつり勉強をしよう! と思ってもなかなか1歩目が出ないもの。
そこで手軽に勉強できるポケットサイズの本を持っておくと便利です。
仕事の休憩の合間に少し、寝る前に少し。
短い時間なので気軽に勉強ができます。
1分やるだけでも「今日は勉強をしなかった」という自責感から逃れられます。
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私はこれらを活用して介護福祉士試験に合格することができました。
結果、120問中で100点(120点満点)を取れたのでかなり再現性のある方法だと思っています。
現役の介護福祉士が厳選 介護系で役に立つ実用的な資格
介護職に関連する資格は多くありますが、教養として意義はあっても金銭的な意味で実用的な資格は限られます。
そこで老人施設で働く介護福祉士であるさといもが現実的に忖度なしで「使える資格」を紹介します。
介護福祉士実務者研修
誰でも受講でき資格取得を目指せます。
介護に関する専門的な知識と実践的な技術を習得することができ質の高い介護サービスを提供することを目的とした資格です。
実務者研修で学んだことが実際の現場で役に立つかと言えば「ないよりはあった方がいいかな」くらいな感覚です。
大事な知識であることは間違いないですが、働いていれば自然と身についていくような内容も多いです。
無資格で正社員としてバリバリ働いている介護士さんも珍しくありません。
とは言え働きながら介護福祉士を取るためには実務者研修が必須になってくるので介護士であれば取った方が良い資格です。
実務者研修の資格をもっていれば月の給与で手当が付く施設もあったり
施設によっては資格取得のため会社が費用を負担してくれて無料で受講できたりもします。
介護士として働くなら損のない資格になります!
資格の大原では、一生モノや就職に役立つ資格取得をサポート【資格の大原】
介護初任者研修
介護未経験や初心者の方が不安なく介護職を目指せるように設立された資格です。
介護職として働く上で基本となる食事、入浴、排泄などの介助や生活援助の基礎的な知識やスキルを学んでいきます。
私が資格取得を目指していた頃はホームヘルパー2級と呼ばれていました。
資格を有していれば採用面接時にプラス評価にはなりますが、
介護初任者研修のを持っていても給与に反映されることはあまりありません。
学べる内容も実務者研修とかぶる項目も多いので「ゼロから介護を学びたい!」と考えている人以外には取得を目指すメリットが少なめです。
介護職のキャリアチェンジ先① デスクワーク
社会福祉士
身体上、精神上の障害もしくは環境上日常生活に支障がある人の福祉に関する相談に応じ
助言、指導、福祉サービスを提供する者その他関係者との連絡及び調整、その他の援助を行います。
老人施設だと社会福祉士の資格を持っている方が相談員さんとして働いている場合が多いです。
デイサービスやデイケアを利用する際にはご本人や家族等に施設の説明、どの程度利用するのか調整を行います。又、実際の業務にあたる職員へどういった対応が必要なのかを書類でまとめ報告したりします。
入所者の場合でも同様に施設の説明。入所前に家族へ必要な書類を用意したり、
入所に際して必要な物品を伝えたり病院受診の調整をしたりと利用者・家族と職員を結ぶ架け橋的な役割をにないます。
その他、担当のフロア・職員へは既往や生活の日常動作はどの程度可能なのかといった情報を伝えます。
ケアマネージャー
要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じ、介護サービスを受けられるように介護サービス等の提供についての計画(ケアプラン)の作成や、市町村・サービス事業・施設、家族などとの連絡調整を行います。
介護施設では
・リハビリを週何回どんな内容を行なっていくのか
・日常生活でどう言った支援を行なっていくのか
といった計画書を作成したり
介護用具が新たに必要な場合には業者や家族、介護士と内容を調整します。
支援に相談と業務は社会福祉士と似ていますが、ケアマネの場合は介護に特化していて、
社会福祉士は生活全般を扱います。
介護職のキャリアチェンジ先② リハビリ職
理学療法士
介護施設ではご利用者さんの身体運動機能の回復や維持・向上を図ります。
歩行訓練や体操を行ったりマッサージをしながら身体、筋肉や骨に異常がないか観察していきます。
在宅で自立した日常生活が送れるように医師の指示の下、運動の指導や物理療法を行う医療技術者です。
作業療法士
介護施設ではご利用さんの心身機能を回復を目的とし、日常生活・社会生活に復帰できるよう支援します。
食事、歯みがきなど日常生活の動作や家事、趣味活動といった生活の中における作業や動作などを用いて訓練・指導・援助を行う医療技術者です。
言語聴覚士
言葉によるコミュニケーションや嚥下に困難を抱える人に対し、原因を評価しその結果に基づいて訓練、指導等を行います。
・脳卒中後の失語症
・聴覚障害
・言葉の発達の遅れ
・声や発音の障害
さらに摂食・嚥下障害なども対応します。
言語聴覚士は医師又は歯科医師の指示の下に問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施する仕事になります。
介護施設だと失語症の疾患を持っている方の指導をしたり、日々の食事で摂取量が減ってきた時などに食事形態が適正なのか評価します。
介護職のキャリアチェンジ先③ その他の職種
看護士
診療の補助や療養上のお世話を通じて、病気やけがの治療を受ける方や介護を必要とする方、体や心の健康上の様々な問題を抱えながら生活する方々を支える仕事です。
介護施設では体調不良や皮膚トラブルがある方に医療ケアを行ったり介護士へ指示を出します。
脱水や口から水分を摂るのが難しい方がいれば点滴をつないだり、便秘がちな方へはお薬や摘便などで排便コントロールをおこないます。
その他、ドクターへの上申や利用者さんが急変した時の対応も行っていきます。
精神保健福祉士
メンタル疾患や心の悩みを抱えた人の生活をサポートする仕事です。
精神科ソーシャルワーカーとも呼ばれます。
心の病などで困っている方々の日常生活や社会復帰を支援する専門職。
これらの職種は介護士と関わりが深いので、介護士の現実的な
ステップアップ、キャリアチェンジ先になっていきます。
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