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普通科高校に通えなくても単位制・通信制高校という選択肢もある
私は中学を卒業した後、都立高校に進学したのですが1ヶ月くらいで不登校になりました。
難易度が上がってゆく学業に加えて新しい人間関係の構築についていけず
環境に適応しきれなくなってしまったんですね。
午前中だけ保健室登校なんかもしましたが結局教室へ戻ることはできず
翌年に通信制高校へ編入することを選択しました。
「通信制高校は独学で単位を取らなくてはならないから勉強が大変そう」
「せっかく入学したけれどまた挫折してしまわないか」
そんな不安を抱えたなかの再出発でしたが、
サポート校に通いながら無事に高校卒業資格を取ることができました。
通信制高校の子供を支えるサポート校
サポート校というのは通信制高校と提携していて、
通学をして授業やテストを受けることで
「通信制高校の課題を提出した」という扱いになり単位を取得していける学校です。
特徴は一般的な高校より授業数が少なく勉強の難易度もかなり低めに設定されています。
大学のように授業を選択して単位を取っていくイメージですね。
授業選択によっては午前中しか授業がなかったり昼過ぎに登校すれば良かったりするので通い続けやすい仕組みになっています。
私が学生だった20年前は通信制高校+サポート校の組み合わせが主流でしたが、
現在では通信制・単位制高校として一本化しているところが多いようですね。
通信制高校やサポート校について調べたい方は『なるには』さんの【通信制高校特集】がオススメ!
自分に相性が良さそうと思える学校を調べたり資料請求ができます。
中学卒業後の進路先に通信制高校を選択する
中学卒業後に通信制高校へ進学するというイメージはあまりないかも知れません。
しかし、集団行動があまり得意ではなかったり学校の勉強が好きではない子が中学卒業後の選択肢として通信制高校に進むのは全然ありです。
実際20年前。当時高校生だった私の時代でも中学からそのまま通信制高校に入学する人はわりといました。
10人くらい入学して7〜8人は中学から通信制高校へ進学してきた子たちでした。
介護士さといもの通信・単位制高校 体験談
通信高校(単位制) 第一学院高等学校
https://www.daiichigakuin.ed.jp
私が所属していた当時はウィザス高等学院という名称で、
東京都立川市にある第一高等学院(サポート校)に通っていました。
ホームページを見る限り現在は一本化して「第一学院高等学校」となっているみたいですね。
不登校からの学校復帰だった私にとって1番メリットに感じたのは1日の授業コマ数の少なさです。
普通科高校だと6〜7時間ある授業もサポート校だと4時間くらい。
単位の取り方によっては授業がないので平日でもお休みなんて日もありました。
生徒数が一般の高校に比べて少ないのもHSP気質の私にとっては有り難く
のびのびマイペースに高校生活を送れました。
中学時代は、部活の朝練→授業→部活→塾のようなタイトスケジュールで過ごしていましたが
サポート校に通うようになってからは、
朝ゆっくりめの登校→授業(少なめ)→自由な時間
のような感じでゆったりと過ごしていくことができました。
ちなみに当時サポート校では『高校認定』の資格を取得するコースもあり、そこで難易度が高めの授業を受けることもできました。(単位はもらえないけど授業に参加するのは自由みたいな感じ)
通信・単位制高校はHSPや心が繊細な人に向いているのか
学校の勉強が苦手、校則・集団生活に馴染めない人にとって通信制・単位制高校はとてもおすすめです。
一般的な高校のように朝から夕方までみっちり授業がある訳ではないので自分のペースで学校生活を送れます。
キャパオーバーになりやすいHSP気質を持っている人には特に精神面での負担が軽減されると思います。
自分の心をケアしながら高校卒業の資格を取っていける。優しい学校です。
将来の選択肢を増やすためにも高校卒業の経歴は大事ですから、私のように集団生活が苦手な人間にとって単位制高校はありがたいですね!
学校だけじゃないHSP気質のさといもが抱えていた社会、働くことへの不安
学生時代大人になったら働かなければならないのがすごくすごーく嫌だでした。
どのくらい嫌だったかと言うと将来のことを考えて想像するだけで絶望してメンタルを病むくらい。
それから十数年の月日が経って、今でこそ介護福祉士として働いているさといもですが
当時を思い返すと私は働くことが「怖かった」のだと思います。
・今まで経験したことのない就職
・これから人生の大半を費やせばならない仕事
まだ得体が知ない未知(仕事)に対して過剰に恐怖を抱いてしまったんですね。。。
さらにアルバイトで接客をしていたのも仕事嫌いに拍車をかけていたように思います。
他者とのコミュニケーションが下手な私にとって不特定多数の人と話さなくてはいけない作業は苦痛で仕方がありませんでした。
ホームセンターやレンタルDVD店で働いていたのですが、お客さんから質問される内容は私にはわからないことばかり…。わからないことを質問されるのってすごく精神的な負担になります。
社会人になる前に恐怖と苦痛で私はすっかり働くことに対して臆病になってしまいました。
30歳過ぎた今となっては「仕事のことなんてそんな心配しなくても大丈夫。例え失敗したとしてもなんとかなる」と軽く流せてしまいますが、
当時の自分にとっては深刻な問題でした。
HSP、繊細さが空回り。仕事に対してハードルを高くし過ぎていた
『仕事とは、忍耐と努力が必要で大変で過酷なもの』
『心の弱い自分には向いている職業なんてない』
社会に出る前は漠然とこんなネガティブ印象を持っていました。
HSP気質の少し良くないところですね。行動する前から予測のつかない未来の不安に恐怖して自分自身を追い込んでしまう。
慎重さは危険を回避するために大事なものではありますが、行動しなければ事態は好転もしていきません。
実際働いてみると、
・仕事内容より人間関係や居心地のよさで職場の難易度は変わる
・忍耐や努力が必要な時もあるけれど楽しいこともある。慣れてくれば力の抜き方を覚えて負担を調整できるようになる
・雇用されている立場は権限がない分、本当に嫌になったら仕事から逃げてもいい
想像していたよりも「働く」というものは大変ではなかったりします。
比較できるものでないのかもしれませんが大変さで言えば学校へ通うのとそこまで変わりません。
むしろ個人的には大勢の人間と関わらなければならない学校よりも人間関係が限られる仕事の方が今となっては気楽に感じています。
HSPであることや仕事に向き不向きを気にする必要はあるのか。「働く」「仕事」の正体
「なぜ人は働くのか」と問われたならば、
私の中で1番しっくりくる答えは「人は暇を潰したいから」です。
仕事=暇つぶし
人は人生の約1/3を仕事に費やしますから仮に寿命が80年だとすればだいたい25年。
25年間何もしないという期間はあまりにも長いのです。(HSPは小さな刺激でも感動したりできるのでその限りではないかもしれませんが)
多くの人が退屈で仕方なくなってしまうことでしょう。
きっと趣味でも始め出して。
それが人の役に立ったりなんかして、
いつの間にか生業になっていく。
きっとこんな流れで「仕事」というのは誕生したのではないかなと思います。
なので仕事なんてものは皆んながそこまで真剣に突き詰めるものではない。
所詮はただの暇つぶしです。
向いている仕事がなくたって、働くことに真剣になれなくてもいい
仕事には2種類の働き方があると思っていて、
ライフワーク
ライスワーク
が存在します。
私は仕事をライスワーク、生きる糧として捉えるようになってから働くとこが楽になりました。
頑張って仕事の技術を向上させる必要もない
昇進のために無理する必要もない
働き続けるために我慢をする必要もない
ただ生きるための手段です。
嫌なら辞めてしまえばいい。
幸いにも介護職は人手不足で引く手あまた。
自己犠牲をして頑張る理由がない。
そう考えることで仕事に対する執着がなくなって気楽に過ごせるようになりました。
参考リンク
HSPの現実的な適職を紹介!〜介護職の働きやすさを現役介護福祉士が徹底解説〜
仕事探しに消極的なHSP向け。正社員・介護士を目指すための求人サイト
ライフワーク
とは言え、ライスワークだけしていてもお金が潤っていくだけで人生に張り合いがなくなってしまうかもしれません。
そこで必要なのがライフワークです。
「好きだから」「やってみたいから」
理由はそれだけでOK。
人生を楽しむために自分が楽しいと感じる作業をします。
仕事以外の時間に「〜しなければならない」ではなく、
「ちょっと〜してみたい」という気持ち優先する時間を作る。
私で言えばブログ作成。
誰にも邪魔されない少しだけだけど自由な時間。そこででやりたいことをやる。
これがあるだけで
人生がつまらない → なんだかんだ楽しいかもしれない
に変わっていきます。
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関連リンク
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