HSPの不安や緊張を解消する方法がわかります!

社会に負けず強くなりたいHSPのための自分攻略

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自分に負けない強さを得るためにHSPの特性を知る

HSPとは

HSPとは “Highly Sensitive Person” の略で日本語にすると『非常に繊細な人』になります。

最近だとHSP気質の人を『繊細さん』と表現したりとわりかし身近な言葉になりましたね。

世界全体の約20%HSPであると言われています。

日本の人口をざっくり1億人としたならば2000万人はHSPということになります。

心が繊細で強くないけれど日々を頑張っている仲間が日本だけでもこれだけ人数がいるのは周囲を気にしがちな『繊細さん』にとってホッとできる数字ですね。

他者からの何気ないひと言ですごく落ち込んでしまったり不慣れな環境にいるとすぐ不安になったり混乱してしまう人間は往々にいて自分だけではないということです。

なので心が繊細すぎたとしても自分を責める理由や必要はないのです。

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自分自身を知るための良いキッカケになると思います。

 

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合わせて読んでほしい!

HSPが人生を上手く生き抜くための自己分析ツール -欲求の4タイプ-

 

https://satohachi.com/ikiru-tamasii/734/

 

HSPが周囲の感覚とズレやすい理由

とは言え、他の8000万人は非HSPなので「HSPは少数派に属している」という認識は頭の片隅に置きたいところではあります。

なぜなら少数派であるHSP気質の人は世間や周囲と感覚がズレやすいからです。

どうしてズレやすいのかと言うと、世間とは大多数の人たちであって「非HSPの人々」を指しているから。

日本は民主主義ですから大多数の意見が常識でありルールです。

少数派であるHSPの感覚はどうしても『非常識』になりやすいのです。

それは良いとか悪いとかではなく仕組みの問題なので仕方がないことでもあります。

なのでHSPは「生きづらい」のは当たり前で、この「生きづらさ」は日本に住むための「税金」みたいなものだと割り切ってしまった方が良いでしょう。

世間は変わりませんから、変えるのは自分自身。

「どうして生きづらいんだろう」ではなく「まぁ性分的に生きづらいよね」くらいの感覚で受け入れてしまう方がこの先の人生にとって有意義です。

心が強い、もしくは強く見える人は往々にものごとの考え方が柔軟だったりします。

心が強くなりたいHSPの第一歩。世間の感覚とズレてしまいがちの自分や周囲をしなやかに受け入れていきたいですね。

HSPがみんなと同じようにはいかないのは正常

おそらく多くのHSPの人が、「どうして自分はみんなのように普通の生活ができないのだろう」と悩むと思います。

学生であれば毎日学校へ行き大人であれば毎日仕事へ行く。

あたりまえの日常ですが、HSP気質を持っていると日々ヘトヘトになってしまいます。

周りの人たちに気を遣いながら集中して作業をこなすので長時間自分を「オン」の状態にしなくてはならない。そして世の中はそれを当然のようにそれ要求してきます。

しかし、HSPは刺激を受けやすいので長時間「オン」状態にするのが苦手です。

出来はするけれど疲弊してしまうんですね。

なのに非HSPの人々。いわゆる世間は同じ時間を過ごしていても疲弊する様子が見受けられない。あろうことかアフター5を楽しむなんて余裕を持っている人もちらほら。

HSPからしたら信じられない話です。「いや、まずは家に帰って一休みだろ」って感覚ですよね。

そんな周囲と比較してしまうとHSPは「自分はなんて未熟なんだ。もと心も体も強くなりたい」と出来ないことばかりに目を向けてしまい自信を失っていきます。

周囲と比べてはいけません。

だって周囲とあなた(HSP)の感覚は違うのですから。

 

例えば、非HSPの人たちがパーティーへ行き1日中楽しんだとします。

HSPがもし同じパーティーいたのなら、1時間程度で非HSPが感じた「1日分の楽しい」を体験できるのです。

それくらい周囲からの情報や刺激を必要以上に受け取ってしまう。だからHSPが日々疲れてしまうのは当然なんですよね。

HSPが疲れやすい、周りのペースについていけないのは仕方がないのです。

それ故、世間一般が思い描く普通の生活を送る上でHSP気質は不利を受けやすいのは悲しいかな事実です。

しかし、HSPはデメリットばかりではありません。

HSP気質を持っているからこその利点もあります。

HSPを活かす方法

心が繊細で外部からの刺激に敏感なHSP気質の人は

精神力の強さや図太さが求められる日本社会で自分の短所ばかりに目を向けてしまいがちですが、

HSPであるがゆえの長所も存在します。

HSPは一度に多くの情報を吸収でき、共感能力が高いので『喜び』を深く感じやすい

他人のちょっとしたことで落ち込んでしまう反面、

HSPは意外にもポジティブな体験にも強い反応を示すことがわかっています。

一度に多くの情報を吸収できるので小さな良いことにも目を向けられ他者よりも多く幸せを感じられる機会を得られるのです。

周囲の影響を受けやすいのはデメリットに感じやすいですが、和やかな雰囲気にいるだけで自分も心穏やかになって安らぎを感じることができたりもします。

HSPは活動エネルギーが少ない代わりに経済的なんですね。

自分の得意な環境に身を置ければ、非HSPの人たちよりも喜びを多く感じることができるんです。

HSPは慎重で危機管理能力が高い

HSPは口に出したり行動に出る前に観察し考える能力に長けています。

学校や職場では即行動できる力が重宝されるので影に隠れてしまいやすい長所ですが、

思慮深いので失敗に転じようとしている事柄をいち早く察知する力があります。

HSPはインスピレーションを得やすい

「豊かな内面世界を持つ」「物事を深く考える」「感情移入しやすい」「1度に多くの情報量を得られる」特性を持っているHSPは新たな可能性に気付くのが上手いです。

なので日記、音楽、芸術などを通じて自己表現することに向います。

他者は気が付かないような細やかなことにまで目を向けられるので独創性が発揮され強みになります。

又、無意識に抑圧している自分の内面を発信していくことで創作活動に喜びを見出せたりもします。

HSPは良心的で誠実

不穏な空気に人一倍敏感ですぐに察知できるHSPはトラブルを未然に防ごうと誠実な人が多く、責任感のある行動が自然と出来ます。

気づきが多いのでよりたくさんの人を助けられる力も持っています。

「やさしさ」は小さな組織、横と横との繋がりを保つのにおおいに役立ちます。

幸福を感じるに人間関係は最も重要な礎のひとつですからとても大事。

ただ、『自分が全ての世界に対し責任を取ることはできない』という事実をHSP気質を持つ人は頭に入れておいた方が良いでしょう。

他人の責任を肩代わりする姿勢は尊い行為ですが、『自分の責任は自分でとって、誤りから学ぶ方がその人のため』になる場合もあるのです。

HSPは自分事と他者事の区別するのが苦手でつい混同してしまいやすい。

心理学者アドラーの言うところの『課題の分離』が大切ですね。

さもないと持ち前のやさしさを発揮しすぎてキャパオーバーになり、自分が疲弊してしまいかねないので要注意です!

持ち前の誠実さを活かしたり心が強くなりたいのであればしなやかな判断力も大事になります。

Thoughts

これらの長所を組み合わせていく事でHSPの特性を活かしていくことが、より良い日々につながっていくと考えています。

特に自分を表現する場を持っておくことが心の安定につながると思っています。

私は場合はブログがそれにあたります。

自己の内面を文章で表現してすることで心の棚卸しをするとともに、自分と同じようにHSPで悩んいる方の役に立ちたい。ブログはそのための手段として重宝しています。

ブログが、メンタルを崩しがちな私の心の栄養になっています。

これで金銭的な糧も確保できたらいうことないのですが…。HSPの特性はお金を稼ぐことにはあまり相性が良くないですからね。今後の課題です。

心が強くなりたいHSP向け 『短所を軽減させる方法』

いかにHSPのデメリットを軽減させるかは「HSPとは何か」「HSPの長所とは」よりも

個人的に1番大切なものだと思っています。

「HSPはストレスフルな状況への耐性が低い」の対処法

ストレスが強くかかる状況下に置かれるとHSPは非HSPの人たちよりも病気にかかりやすくなります。

感受性の強さが仇になってストレスをより多く抱え溜め込んでしまうんですね。

日本はまだまだ体育会系な会社や忍耐を求める研修、圧迫面接を行うところがめずらしくありません。

実際私が新卒で務めた回転すしチェーンは人を追い込んで教育するスタイルでしたし、パワハラが横行している企業でした。最近のニュースでも社員さんが店舗の駐車場で焼身して亡くなったと報じられていましたね。

企業に勤めるというのは、HSPにとってかなり不利な環境下になりやすいです。

なので生計を立てるための仕事は競争が激しくない場所をおすすめします。

売り上げ至上主義のところではなく、福祉のような社会を維持するのに必要不可欠でいて需要が見込まれる職種。

やり甲斐はあまり重視せず、いかに自分の心を平穏に保てるかを基準にした方が良いでしょう。

理由は、ストレスがかかりにくい環境下において、他者よりHSPの方が病気にかかりにくく事故に遭いにくい傾向が出るからです。

HSPは思慮深いので自分が健康でいるために何を取り入れたら良いか工夫が自然とできるし、慎重な性格なので危険なことをしません。

小さな出来事でも喜びを見出せる感受性も持ち合わせています。

運の良いことにこのご時世SNSなどで自分を表現することもできますからやり甲斐」は本職とは別の副業として実現するのもあり。

自分の強みや弱みを冷静に見極めて社会をしなやかに生きていきましょう。

 

参考記事

HSPの現実的な適職を紹介!〜介護職の働きやすさを現役介護福祉士が徹底解説〜

 

https://satohachi.com/kaigo-osusume-riyu/1856/

 

「心が脆く、壊れやすい」の対処法

心の病を抱えている人にHSPの人は多いです。

その理由に外向性やタフさが高く評価される社会でHSP気質はネガティブな評価を受けることが多いというのが挙げられます。

社会全体の雰囲気がそうなのですからHSPは心が抑圧され育ってきた人が多いのです。

肯定的に受け入れてもらえないHSPが心を患いやすいのは自然なことですよね。

加えて繊細な神経を持つために周囲の雰囲気を敏感に感じ取ってしまうし、誠実さゆえに自分の至らない細部な欠点を気にしすぎて問題を抱え込みやすい。

こらへの対処法は、『視点の切り替え』です。

自分は『他の人より活動エネルギーが少なめで、周囲に気持ちが左右されやすい』という前提、弱い部分を受け入れる度量が必要です。自分の弱い個性も受け入れてあげるのが大事です

又、社会の風土がそもそも合っている訳ではないから『心が乱れやすいのは仕方がない』と開き直るのも大切ですね。これはもう自分でどうにかできる範疇を超えていますから考えても希望する答えは出てきません。

認知行動療法のACT、アサーションを取り入れて感情の受け流し方を身につけるのも良い方法だと思います。

自分の価値観を再解釈してしくことで心をしなやかに、強く折れないようにしていきたいですね。

「頭で考えすぎて、行動が遅くなる」の対処法

落ち着いて考えてから答えを考え出すHSPの特性と慎重さがデメリットに働いてしまう場面

足を踏み出すのに時間がかかるから貴重な経験や機会を損失することが往々にしてあります。

これも自分の特性を把握して、

自分はどうしても1歩踏み出すのに時間のかかってしまう人間だ

受け入れておくことで心を守るのが良い方法でしょう。

考えることで失敗を回避できる可能性もありますし、それはHSPの強みでもあります。

又、新しい物事に対する自分の行動、「こんな状況になったらこの行動を取ろう」「新しい仕事を任されたらこう考えよう」というような自分なりの『仕組み』『パターン』を作っておくのも心に余裕が生まれて心理的なストレスを軽減させてくれます。

私は新しいこと、情報を受け入れるのが苦手なので「紙に書いて可視化する」「他の人を観察しながらイメージして自信をつけてから行動する」「書類作成は『文章の型』を自分の中に持っておく」これらの仕組みで初速の遅さをカバーしています。

「溜まったストレスを外へ吐き出すのが苦手」の対処法

HSPは強いストレスを受けていても、『周りだって同じように大変な思いをしているから』とついつい自分を頑張らせてしまいがち。ストレスから「逃げる」という選択肢を取るのが苦手です。

そして「まだ大丈夫」と無理をし続けた結果、ストレスが溜まりすぎて鬱になったり怒りを爆発させてしまいます。

そうなると普段は慎重で思慮深い長所が影を潜めてしまい、

・仕事を辞める

・友人と縁を切ってしまう

・暴飲暴食

といった衝動的な行動をしてしまうことがあります。

私自身ストレスを吐くのが苦手で溜め込んでしまうことがよくあります。家にいるのがストレスすぎて突発的にサンダルのまま実家の方角へ3時間歩いたこともありました。今でもガス抜きが大きな課題になっています。

対策としては、ストレスを溜め込みすぎてしまう性質を持ってしまっているので常に逃げ道を用意しておくようにしています。

私の場合、小さい子供がいるのでなかなか家の中でストレス解消をするのが難しいので、

出先のタイミングで1人時間を意識的に作ってリフレッシュを心掛けています。

他にもTwitterで似た価値観の人のツイートを見て気持ちを共有したりして心を軽く保てるようにしています。

「不安を考えずにはいられない」の対処法

HSPの難点のひとつに過去や未来に対して「必要以上に悩みすぎてしまう」というのがあります。

とは言え「考えすぎてはダメだ」と自分を縛ったところで無意識のレベルで悪い反芻をしてしまうので『矯正する』のはあまり良い結果を生まないでしょう。少なくとも私には出来ません。

なので私の場合、「悩むこと」を自分の趣味であり日課みたいなものだと捉えるようにしています。

そして大事なのが、1日のどこかで「悩んでもいい時間」を設けること。

「この時間から30分はあれこれ悩んでもいい時間帯」を作ることで不安な気持ちとガッツリ向き合うことが出来ます。時間ないなら何度反芻思考をしてもOK!!

こうすることで四六時中、自己否定してしまうのを避けるようにしています。

又、HSPは敏感な性質上、他の人たちよりも寒さや空腹、喉の乾きへの耐性が低くそれに左右されやすい場合が多いです。

気分が落ち込んだ時やイライラしている時は、快適な部屋で好きなものを食べて外側から心を満たしてリラックスするのも効果的。

お腹いっぱいで心地よい環境で不安になったり悲しくなったりするのは意外と難しいものです。

自分を強く保てる、ご機嫌にする工夫が大事です。

HSPが抱えやすい問題を把握する

最後にHSPが抱えやすい問題を把握しておくのも重要で、

以下のような思考でHSPは自分を縛りつけしまう人が多いので注意です。

・いかなる状況でも100%のベストを尽くさないといけない

・周りの人に弱みを見せてはいけない

・どんな時でも自己中心的であってはならない

・一緒にいる人へはいつでも100%の注意を向けて楽しませなくてはならない

・他人のいるところで個人的なことに気を取られるのは無礼な行為だ

・失敗をしてはいけない

これらを自然とこなせる人はきっと他者から好意的な目で見てもらえることでしょう。

しかし、無理して強い自分を演出しているのであればそれは自身にとってけして良いものではないはずです。

常に全力。周りに尽くし。自分は耐え忍び強くあろうとする。

客観的に見てそんなに頑張っている人がいたら

いつか心が折れてしまうだろうなと思いませんか?

自分に課したルールでがんじがらめになり

自分がクタクタになってはなりません。

ルールは周りだけでなく自分のためのものでもあるのですから。

それに時代は移り変わっていき既存のルールは古くなって実情に即さないこともままあります。

自分の行いが、他者の期待にそぐわないこともあります。

自分自身のための行いで誰かの気持ちが犠牲になることもある得ます。

しかしそれは自分が自身に対して誠実でいるための代償だと割り切ってしまいましょう。

 

そう考えて自分を納得させて自分を甘やかす

それがHSPに必要なしなやかな生き方なのだと思います。

 

参考書籍

 

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち


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